ディスプレイ製作の裏側
更新日:2022年2月6日
皆さんこんにちは。
IrohaD`ecorの平野です。
今回は、ディスプレイ製作の裏側のお話をさせていただきたいと思います。
今までのディスプレイ製作事例はこちらをご覧ください。

毎回ディスプレイをご依頼いただく際、
ディスプレイがもたらす効果や今回どんなイメージで、
どんな方にご来店いただきたいのかなど
オーナー様にヒアリングさせていただいています。
1・「〇〇のお店で見た感じ」など具体的なモチーフを作るケース
2・店舗のテーマやタイトルから連想して作るケース
3・ご来店されるお客さんに感じて欲しいイメージから連想するケース
4・使いたい素材からアートを想像するケース
5・空間に溶け込むように作るケース
色々なパターンがあります。
〈1〉の「〇〇のお店で見た感じ」など具体的なモチーフを作るケース
はお客様から画像などを送っていただいて作るケースです。
当社はアーティフィシャルフラワー(造花)・ドライフラワに特化して
ディスプレイを製作しているので、もちろん全く同じものは作りません。
↓こちらは、船を作って欲しいというご依頼を頂いて製作した事例です。
4mあるカウンターの上全体。座って見上げるとドライな植物を目の前に感じられる
空間になりました。


↓こちらは流木を天井にたくさんつけて欲しいというご依頼で製作しました。
流木は基本的に生きた木よりは軽いですが、中にはかなり重量のあるものもあり、
形も様々です。形を一本一本見ながらつけていくのですが、土台となる基礎が大事です。
ボードではなく厚めのベニアを中に仕込んでいただきました。(改装中の画像です👷♀️)


〈2〉の店舗のテーマやタイトルから連想して作るケース
実はこのケースが一番多いのですが、テーマだけをお伝えいただいて、こちらから
イラストイメージをご提案します。
↓王子のキャバクラfullfyさんは〈ふわふわ・オレンジ〉がテーマということで
こちらの装飾をさせていただきました。
照明の当て方でかっこいい影の演出も工夫しました。
昨年頃から入荷している大人気のスモークツリーの造花がふわふわ感を醸し出します。


↓こちらはゲームの〈聖剣伝説2〉をイメージして作った作品です。
流木を組んでいって、フェイクの苔を貼り付けてエイジング感を出していきます。
奥の壁面はミラーになっているので奥行きのない場所でも立体感が出ますね。

〈3〉ご来店されるお客さんに感じて欲しいイメージから連想するケース
どんな場所の出店なのか、実際にサービスをうける際にどんな気持ちになっているのか
私自身想像してデザインしていきます。最終的には全てのオーナーさんがここを重視していることがわかります。オーナーさんが考えていることをデザインとして共有できたときに、このお仕事の楽しみを感じます。
↓シャンプーの時間を贅沢な時間に。(ヘアサロンtiffa名古屋店)

↓南国や自然を感じてほしい。(都内ヨガ教室)

↓新宿の美容室激戦区地域で目立つ存在に…(ヘアサロンcloe新宿店)

↓海風の漂う感じに(ヘアサロンShalu 辻堂)

〈4〉の使いたい素材からアートを想像するケース
↓こちらはゴーストウッドとマンザニータという本物の木を乾燥させたものを使用しました。
渋谷の新店舗ということでなんとかあまり見たことがない素材を世に出したいという思いから
こちらの素材が合うようなデザインになりました。

↓こちらはウッドの名前は内密ですが、水槽アートのアクアリウムなどに使われる
劣化しづらい天然木です。カットしてつなぎ合わせ、ライトを這わせていきます。
女性だと一人で持ち上げるのは大変なくらいかなり重たいものですが、基礎内にボルトを仕込んでいただいているので落下などの心配もありません。

〈5〉 空間に溶け込むように作るケース
は壁画やインテリアのように、小さくてもそれ単体でお洒落な雰囲気を醸し出す
アクセント・ポイントとして製作します。
壁に飾るドライフラワーでも飾る場所や素材によって色んな形をその場に合うように
製作します。(※現在ポイント製作のみのご依頼は承っておりません。)
↓置くパターン

↓壁のアクセントに

↓ライトと一緒に

皆様にも、どれか気になるものがありましたでしょうか?
ここでご紹介できなかった事例もまたこちらのブログでご紹介していけたらと思っています。
次回は【ディスプレイによって販売の効果を最大にする方法】
についてご紹介したいと思います。
いつもありがとうございます(^^)♬
